富士ゼロックス株式会社から発売されているロングセラー DocuWorks™ は、オフィスワーカーにやさしい電子ファイリングシステムです。蓄積した電子文書を有効に活用するには、単にアプリケーションを使うだけでなく、外部プログラムから操作できた方がいいと思いませんか? できれば、C++ や Java ではなくて、もっとフレンドリーな Python (日本語) で使いたいものですね。そこで、Python DocuWorks Library (xdwlib) を作ってみました!
xdwlib は、いまのところは Python プログラマにとって有用です。Python は学びやすいプログラミング言語ですが、まったくのプログラミング初心者が自由に使えるようになるには、相応の時間がかかるでしょう。そういう方は、Python プログラマが素敵なアプリケーションを作ってくれるのを待ちましょう。 何ができるの?製造元である富士ゼロックス株式会社が提供している開発ツール (DocuWorks™ Development Tool Kit) に含まれる DocuWorks API (XDWAPI) の機能は API のレベルでは網羅しているので、基本的な作業はだいたいすべてできます。DocuWorks Desk は XDWAPI 以上の機能を持っているので、特殊な作業は手作業で行う必要があるでしょう。しかし、日常の基本的な作業を自動化(バッチ処理化)するには、xdwlib で十分です。現時点での主な機能は、次のとおりです。※いずれも DocuWorks™ をインストールした状態で使えるものです。
動作条件は?DocuWorks™ 7.0 以上の 32 bit 日本語版および Python 2.6 または 2.7 がインストールされている環境で動作します (Windows 限定) 。また、Python Imaging Library (PIL) がインストールされていると、ページの任意角度 (90/180/270度以外) での回転が可能になります。 どこにあるの?bzr branch lp:xdwlib でコードを入手できます。更新: 2016年12月から、開発版の置き場所を GitHub https://github.com/linxsorg/xdwlib へ変更しました。 git clone https://github.com/linxsorg/xdwlib.git master でコードを入手できます。xdwlib-3.x.x は Python 3.3 以上で動作します。更新: xdwlib-2.29.6 および xdwlib-3.8.1 は Launchpad https://launchpad.net/xdwlib に保存されています。Python 2 で利用するには、xdwlib-2.29.6 以前が必要です。 |